山梨市の弁当製造業「まもかーる」が運営する「るんるんランチ」(甲斐市)の弁当による集団食中毒で、県は23日、下痢などの発症者が新たに565人いたと発表した。原因はノロウイルスとし、発症者数は計1184人に上った。 発症者は11日午後10時〜13日午後8時、下痢や嘔吐(おうと)、腹痛などを発症。いずれも症状は軽かったという。県は10〜12日に調理・提供された弁当を中心に調査してきた。これまでに調べた634事業所のうち、372事業所で発症者が判明した。 甲府市や甲斐市を管轄する中北保健所や、同保健所峡北支所、峡南保健所などが発症を確認している。県は、弁当が配達された残りの約240事業所で発症者の調査を続けている。