『神さまのいない日曜日』(かみさまのいないにちようび)は、入江君人による日本のライトノベル。イラストは茨乃が担当している。2010年1月から2014年5月まで富士見ファンタジア文庫(富士見書房)より刊行された[注 1]。略称は「神ない」「神日」など。 概要[編集] 入江君人のデビュー作。人間は死ねずに死者として蠢き、新たに人間の子供が生まれてくることもないという、終末的な世界観を持つファンタジー小説である。第21回ファンタジア大賞を受賞(受賞時のタイトルは「日曜の人達」)[1]。 主人公の少女アイは「墓守」という存在で、死者を埋葬することで死を与えることができる。第1巻ではアイが育った村の真実と向き合う物語、第2巻以降はアイの「世界を救う」という夢を叶えるための旅を介し、アイの心境の変化、苦悩、挫折、成長などが描かれる。作中世界では、心底から願った願いは「異能」として具現化し、異能者などに