トリノの金メダリスト米国人、中国政府がビザ取り消し通告 【ワシントン=五十嵐文】北京五輪観戦のため北京に滞在中の米国人元スピードスケート選手ジョーイ・チーク氏が、中国政府からビザ取り消しを通告されていたことが6日、わかった。 同氏は2006年トリノ五輪の男子五百メートルで金メダルを獲得している。 チーク氏は、スーダン・ダルフールでの人権問題に取り組む組織の共同設立者で、北京では同組織を支援する五輪参加選手の応援のほか、五輪関係の討論会に出席を予定していた。 ペリノ米大統領報道官は6日、「深刻な事態だ」と述べ、中国政府にビザ取り消し措置の撤回を求めていることを明らかにした。