東京五輪「危険過ぎれば中止」 IOC最古参委員が見解 2021年02月05日19時17分 オンライン形式のインタビューに応じ、東京五輪について語る国際オリンピック委員会(IOC)のディック・パウンド委員=4日 【ロンドン時事】国際オリンピック委員会(IOC)の最古参委員、ディック・パウンド氏(78)=カナダ=が4日、オンライン形式による時事通信の単独インタビューに応じ、新型コロナウイルスの感染状況次第では、IOCが今夏の東京五輪を中止するとの見解を示した。IOCのバッハ会長は、中止を検討しない姿勢を見せている。 五輪へ刻々、世論下振れ 差し迫る開催準備 パウンド氏は「大会中止も選択肢の一つか」との質問に、「あらゆる科学的な証拠により、開催は危険過ぎると判断したら、そうなる。IOCには中止する権限がある。その場合、世界保健機関(WHO)などのデータに基づき、日本政府や大会組織委とともに決断す