台本を読まれた感想を教えてください。 この「半沢直樹」は銀行が舞台ですが、どの世界も大変だな、ということをまず思いました。 その世界の中で、主人公である半沢直樹がこの先どう行動して、どういう立場に転じていくのだろう、と思って読みました。その半沢を堺さんがどのように演じるのか、とても楽しみです。 大和田常務を演じるにあたり、役作りはどうされましたか? 相手の方がどう演じられるかでこちらの芝居も変わってきますので、ぼくはあまり作りこんでいきません。役を大きくとらえて、その役柄と違うものをひとつ持ち込むというくらいです。たとえば悪役だったら無垢なところを持ち込むと面白いだろうと、まったく逆の要素を入れます。悪人は悪く見えるから悪人じゃない部分、いい人だったらちょっとくせのあるしぐさとかね。そうやって逆算しながら演じていきます。演出の福沢さんとは何度も一緒にやっているので、きっとこういうのが好みだ