<創価学会が自慢げに語る周恩来と池田大作の「伝統的な友情」だが、中国では全く異なる視点で捉えられている> 「小さな声を聴く力」を持つ政党、「〈生命・生活・生存〉を最大に尊重する人間主義を貫き、人間・人類の幸福追求を目的とする」公明党は今、その理念と真逆の道をまっしぐらに走り続けている。 中国に弾圧されている諸民族が獄中から発する悲痛な声を無視し、ジェノサイド(集団虐殺)の犠牲者や被害者の生存と幸福に無関心でいるからだ。 日本の政権与党でもある公明党はどうしてかくも独裁政権である中国の悪行をかばい続けるのか。大方の理解によると、その支持母体である創価学会の名誉会長である池田大作と故周恩来との「伝統的な友情」を何よりも大切にしているからだという。 創価学会の公式見解では、1974年12月5日夜、2度目の訪中時に首都北京に滞在していた池田氏に周から面会の要望が届いたそうだ。周が入院中だったことを