東京のJR渋谷駅を大きく造り直すための工事が17日夜から始まる。いまは分かれている山手線の内回りと外回りのホームを一つにまとめ、約350メートル離れている埼京線のホームをすぐ隣に移す。さらに両ホームの上をまたいで3棟のビルを建設する。工事は2027年までかかる予定だ。 JR東日本が14日に発表した。全体の開発は、JR東日本、東急電鉄、東京メトロが共同で進める。 渋谷では昨年3月、山手線ホームの東側にあった東急東横線渋谷駅が地下に移った。かつての東横線渋谷駅と隣の東急百貨店東横店はともに解体が進んでおり、跡地の一部を埼京線ホームに使って山手線や東急、東京メトロとの乗り換え時間を短縮する。ホームの完成時期は未定という。 3棟のビルには商業施設やオフィスが入る予定だ。最も高い東棟(46階建て)が20年、中央棟(10階建て)と西棟(13階建て)が27年の完成を見込む。(上栗崇)