ことし6月、福島県白河市のJR東北線で、上りと下りの線路を仕切るロープを切断したうえ、ロープを張るおよそ100本の鉄の棒を引き抜いたとして、京都市の大学生が器物損壊の疑いで逮捕されました。大学生は鉄道ファンで、警察の調べに対し、「よい写真を撮るのに邪魔だった」などと供述しているということです。 警察の調べによりますと、大学生は、ことし6月、福島県白河市のJR東北線で、上りと下りの線路の間に平行して張られたロープをカッターのようなもので切断したうえ、ロープを張るために立ててあった鉄製の棒およそ100本を地面から引き抜いたとして、器物損壊の疑いが持たれています。 ロープはJRが点検などの際に上りと下りを間違えないよう張られ、警察によりますと、棒と棒の間のロープがおよそ900メートルにわたって切られていたということです。 大学生は、電車などの撮影を趣味にする「撮り鉄」と呼ばれる鉄道ファンだという