京都市交通局は外国人観光客の増加による車内混雑で運行に遅れが出ている市バスについて、乗降方法を関西で一般的な「後ろ乗り・前降り」から「前乗り、後ろ降り」に変更することを決めた。実証実験で「前乗り」は停留所での停車時間が約2割(11・5秒)短縮する効果があったという。 市バスは1970年代以降、後方から乗り、前方で運賃を支払って降りる方式だったが、近年はスーツケースを持った外国人客らが降車する際などに行列ができていた。 同交通局は昨年10~12月に5日間、JR京都駅から銀閣寺までの路線で、乗降口を切り替えたうえで乗車時に運賃を前払いする方式で運行。祇園など5か所の停留所で平均停車時間が62・7秒から51・2秒に短縮した。 後方扉は前方よりやや大きいうえ、車両中央にあることから、乗客は車内の前方、後方どちらからでも降りやすくなるという。対象は前払い方式が成り立ち、全路線の約8割を占める定額運賃
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