50億円超の赤字予算、京都市営地下鉄と市バス「地下鉄は経営健全化団体となる可能性」 2021年2月10日 11:00 京都市交通局は10日、市営地下鉄、市バス両事業の2021年度当初予算案を発表した。新型コロナウイルスの影響でともに運賃収入が大幅に減少すると予想し、50億円超の赤字予算となった。地下鉄事業は経営改善についての計画策定が義務付けられる経営健全化団体となるのが避けられない見通し。 運賃収入は、地下鉄が前年度当初予算比82億円(28%)減の208億円、市バスが同60億円(26%)減の164億円を見込む。一方、市バスの観光系統の縮小に伴う車両修繕費の縮減や毎週金曜に地下鉄の終電を延長する「コトキン・ライナー」の休止などで支出は地下鉄で3%、市バスで5%の削減を予定する。 しかし、収入減による損失を穴埋めできず、経常損失は地下鉄で58億円、市バスで56億円を見込む。赤字予算の編成は地