旧線跡に残る桑谷のオーバーハング(撮影/武田元秀) 樺平~水谷間の18段連続スイッチバック(撮影/武田元秀) 工事専用軌道の終点・水谷連絡所(撮影/武田元秀) 国の重要文化財に指定された白岩砂防堰堤と副堰堤群(撮影/武田元秀) 国土交通省立山砂防工事専用軌道は、富山県立山町の千寿ケ原(せんじゅがはら)から、立山カルデラの入り口にあたる水谷までの18キロを結ぶ。610ミリ幅の狭い線路を、小さなディーゼル機関車が作業員や資材を載せたトロッコを引いて行き来する。険しい地形を克服するため、途中には合わせて38カ所ものスイッチバックと18の橋梁(きょうりょう)、12のトンネルが設けられている。開業は1929年、それから90年間も工事用の軌道が現役で動き続けているのは、立山の砂防が“永遠に終わらない”工事だからだ。 ■専用軌道に「カルデラ砂防体験学習会」で乗れる可能性も 1858年4月9日未明、立山カ
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