貨物新幹線「軌間可変」で 北海道新幹線の減速回避に新アイディア 札大教授構想提唱 (01/18 09:57) シンポジウムで新たな貨物新幹線構想を提案する千葉教授(左) 北海道の物流の課題について考えるシンポジウムが17日、札幌市内のホテルで開かれ、札幌大学の千葉博正教授が、将来的に北海道新幹線の青森―札幌間を高速走行する貨物新幹線「フリーゲージ(軌間可変)フレート」構想を提唱した。北海道新幹線は、青函トンネル内で貨物列車とすれ違う際の減速が運行上の大きな課題になっており、その解決に向けた新たなアイデアとして注目されそうだ。 千葉教授によると、新構想は、現在試運転中で、新幹線と在来線の二つのレール幅に対応できるフリーゲージトレイン(FGT)の技術を転用。新幹線区間で高速走行が可能なコンテナ貨車を開発し、札幌以北へも直通運行させる。「新たな施設も最小限で済み、従来の鉄道貨物施設やネットワーク