【山田雄介】コーヒーチェーン大手「スターバックス」の日本一標高の高い店舗が18日、スキー場で有名な志賀高原(長野県)の横手山山頂(2307メートル)に開店する。晴れた日は、コーヒーを飲みながら、雲を眼下に富士山など360度のパノラマを楽しめるのが売りだ。 スキー場やホテルの経営者らがにぎわいを取り戻す起爆剤にと誘致し、スタバ側が「地域社会に貢献するという理念に合い、スキー場に初めて出店する好機でもある」と応えた。 長野県観光企画課によると、志賀高原には2003年度に136万人のスキー客が訪れたが、10年度には約91万人に減った。ここ2年は戻りつつあり、悲願の100万人台回復まであとひと息だ。ばらばらだったリフト会社、ホテル、スキー学校などが昨年、団体を作り、対策を練った。