19日午後7時10分頃、大津市浜大津の京阪電鉄浜大津駅で、石山寺発近江神宮前行き普通電車(2両)が構内に入る際、運転士が赤信号を見落としたため、自動列車停止装置(ATS)が作動して止まった。 運転士は勝手にATSを解除して出発。電車はまだ切り替わっていないポイントに乗り上げ、ポイントの一部を壊した。乗客約30人にけがはなかった。 ポイントを仮復旧させ、石山坂本線は約1時間20分後、京津線は約2時間20分後にそれぞれ運転を再開した。このトラブルで、18本が運休するなどし、約1000人に影響した。 発表によると、運転士は「勘違いしてATSを解除して出発してしまった」と話しているという。