◇ 文化庁の国語に関する世論調査より (2004年7月30日 日本経済新聞朝刊) 読み方が分かれる10語 伝統的な読み 少数派に 読み方が分かれる十語について尋ねたところ、伝統的な読み方をする人が減っている実態が浮かんだ。調査対象は二通りの読み方がある十語で読み方はどちらも正しい。 「三階」は「さんがい」が61%で「さんかい」は36%。同じ項目で尋ねた六年前の調査に比べ「さんかい」派が10ポイント増えた。「十匹」は伝統的な「じっぴき」の23%を「じゅっぴき」が75%と大きく上回った。多数派の「じゅっぴき」が学校現場では不正解となり論議を呼ぶケースも出ている。