衛星通信アジア最大手のスカパーJSAT(本社・東京都港区)の新しい船陸間通信VSATサービス(海洋ブロードバンドサービス)が、ケーブル敷設船で導入された。今月スタートした新サービス「JSATMarine」の導入は、国内外で今回が初となる。「JSATMarine」は対象エリアを絞り込みながら、通信速度を世界最高レベルの50メガビット毎秒に高速化した。スカパーJSATは快適なインターネット接続環境創出による船舶のDX(デジタルトランスフォーメーション)促進や、船員の福利厚生の拡充に向け、新サービスの利用拡大を目指す。 エヌ・ティ・ティ・ワールドエンジニアリングマリン(NTT―WEマリン、本社・横浜市)が、保有するケーブル敷設船「きずな」(8598総トン、2017年竣工)で導入した。利用プランは、下り(陸から船)が最大30メガビット毎秒、上り(船から陸)最大3メガビット毎秒となる。 日本無線がア