米アマゾン・ドット・コムがグーグルの人気広告枠購入を取りやめたと、事情に詳しい関係者が明らかにした。この結果、ハイテク業界の巨大企業である両社の亀裂が深まる見通し。さらに、ウェブ広告市場でアマゾンが独自サービス拡大への意欲を一段と膨らませていることが示唆された。 アマゾンの撤退により、グーグル・ショッピングの検索結果のトップに掲載される、人気の高い広告枠は影響を受ける。小売り業者や電子商取引会社はこの枠を獲得するためかなりの高額を支払ってきた。 アマゾンが商品リスト広告(PLA)と呼ばれるこうした広告枠の応札を始めたのは2016年の遅い時期だった。それ以降、アマゾンはグーグルが開くオンライン入札でウォルマートなどの小売り企業と争ってきた。 データマーケティング会社マークルは、顧客のために調査を続けているグーグルのショッピング広告データを分析した結果、アマゾンが4月28日に突然、同広告枠購入