気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン クラシック音楽の新たな震源地はベネズエラ? 前回はアジアの演奏家がクラシック音楽界で台頭してきていることを書いた。今回は中南米の事情について触れたいと思う。なぜなら中南米もまた、クラシック音楽の新たな震源地として、今熱い注目を浴びているからだ。 それを象徴するのが、ベネズエラで活躍するシモン・ボリバル・ユース・オーケストラ・オブ・ベネズエラと、今年26歳のベネズエラ人指揮者グスターボ・ドゥダメルである。ドゥダメルはバルキシメントというベネズエラ北西部ララ州の州都で1981年に生まれ、父はトロンボーン奏者という。12歳から地元のユース・オーケストラの指揮を始め、シモン・ボリバル・ユース・オーケストラ・オブ・ベネズエラの音楽監督になったのは17歳