【DGG/POCG50067】 <モーツァルト> ●Pfソナタイ短調 K310 ●同ヘ長調 K332 ●同イ長調 K331 《トルコ行進曲付き》 ●同ハ長調 K545 ⇒マリア・ジョアン・ピレシュ(Pf) 大変恥ずかしいことなのですが、モーツァルトについては(あるいはモーツァルト以外の音楽についても)完全なリズム至上主義者だった時期があって、その期間は、微妙なアゴーギクの味わいを感じ取る努力をすっかり怠った。このピレシュの演奏を初めて聴いたのもちょうどそういう時期で、したがって極めておかしな印象が植え付けられて、このCDは棚の肥やしになっていたのです。 ところが先日、とあるところで空中分解寸前の《トルコ行進曲》を聴く機会があって(凄い機会だ)、脳ミソの中では「単に間がたくさん空いた」というふうに記憶されているピレシュのソナタ集のことを思い出しましてですね。とても久しぶりに聴いてみたら、ああ
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