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ブックマーク / dsch1906.exblog.jp (8)

  • 音楽は何からできているか? | 庭は夏の日ざかり

    【DGG/POCG50067】 <モーツァルト> ●Pfソナタイ短調 K310 ●同ヘ長調 K332 ●同イ長調 K331 《トルコ行進曲付き》 ●同ハ長調 K545 ⇒マリア・ジョアン・ピレシュ(Pf) 大変恥ずかしいことなのですが、モーツァルトについては(あるいはモーツァルト以外の音楽についても)完全なリズム至上主義者だった時期があって、その期間は、微妙なアゴーギクの味わいを感じ取る努力をすっかり怠った。このピレシュの演奏を初めて聴いたのもちょうどそういう時期で、したがって極めておかしな印象が植え付けられて、このCDは棚の肥やしになっていたのです。 ところが先日、とあるところで空中分解寸前の《トルコ行進曲》を聴く機会があって(凄い機会だ)、脳ミソの中では「単に間がたくさん空いた」というふうに記憶されているピレシュのソナタ集のことを思い出しましてですね。とても久しぶりに聴いてみたら、ああ

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    mac02quackey
    mac02quackey 2009/04/17
    マリア・ジョアン・ピレシュのモーツァルト
  • Śūnyatā | 庭は夏の日ざかり

    この前、たぶんとっっっっっても偉い高僧(85歳)のお経を聴く機会がありました。 普段は西洋音楽にウツツを抜かしていますから、テクストに関して知識を持たない以上、あえて西洋音楽と同じ聴き方をしてみました。罰当たりお許しを。。 (コンサートホールでレクイエムを聴くのと同じ?) ●2人の僧と打楽器のためのお経 ⇒老いた僧(Vo)、若い僧(Vo, Perc) 二人の比較的淡々とした読経にウッドブロックの破裂音が混じる序奏のあと、突然若い僧が木魚で強烈なビートを打ち始めます。ここがまずAの部分(Presto)。 ここでは若い僧の木魚と読経によるオスティナートのごく単純なリズムが形成され、その上に老いた僧の「アリア」が流れる。これがまずは聴きものであったといえます。お経ですからもちろん抑揚は豊かではないし、声が掠れてヴォカリーズになってしまうところもあるんですが、若い僧のリズムを崩すようでいて崩さない

    Śūnyatā | 庭は夏の日ざかり
    mac02quackey
    mac02quackey 2008/07/11
    「2人の僧と打楽器のためのお経」
  • ミクラシック進化系(もはや空耳ではない) | 庭は夏の日ざかり

    定期的にミクラシックの佳作を整理して紹介していきます。 発売から3ヵ月半が経過し、確実に洗練の度を増してってますよ。うん。 相変わらずニコニコ動画ばかりなので申し訳ないんですけど、誰でも見られるYouTubeのほうにはあんまりいい作品が流れてません(UPされていてもニコニコからの転載)。 ■初音ミクにドイツ語で歌ってもらいました(BACHのデュエット)(ニコ動) まずは対抗馬として、カンタータ第78番《イエスよ、汝はわが魂を》BWV78から第2曲アリア。ソプラノとアルトの有名な二重唱です。伴奏は通奏低音のみ。 うp主さんは「発音は適当」と謙遜してるけど、かなりうまい。 ■初音ミク J.S.バッハ カンタータ第80番『われらが神は堅き砦』BWV80 (1)(ニコ動) 次に、命。カンタータ第80番《われらが神は堅き砦》BWV80から冒頭合唱。 実はこれ、今まで聴いた「初音ミク」ドイツ語歌唱の

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  • オーケストラ・アンサンブル金沢 第27回名古屋定期 | 庭は夏の日ざかり

    【2007年9月24日(月)15:00~ 愛知県芸術劇場】 <音楽監督就任記念> ●ハイドン:交響曲第30番ハ長調 Hob.I.30 《アレルヤ》 ●ベートーヴェン:Vn協奏曲ニ長調 op.61 ○アンコール バッハ:無伴奏VnPt第3番ホ長調~ガヴォット →チョーリャン・リン(Vn) ●同:交響曲第5番ハ短調 op.97 ○アンコール グリーグ:〈ソルヴェイグの歌〉 ⇒井上道義/オーケストラ・アンサンブル金沢 オフシーズンということもあって最近演奏会に行けてなかったので、連荘は大歓迎!ヒキ系クラヲタにしては珍しく、全外出の3連休となりました。 ちょうど去年もこの時期にミッチー/OEKを聴いており、今年も同じようにロビーには「ミス金沢」(なのか?)がいたり、石川県人会が招待券をばら撒いていたり、お客の年齢層が妙に高齢だったりしてましたが、今回、ミッチーが音楽監督になったという重要な変更点が

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  • 名フィル始まりすぎてナントカ | 庭は夏の日ざかり

    ピースうさぎさん経由→蔵吉さん情報。 名古屋フィルの08-09シーズンが、もう、そりゃもう、凄いことになってるんですわ。 公式サイトから転載しちゃっていいでしょうか。。「宣伝」なので大目に見てくださいまし>事務局サマ。個人的には赤字の作品に大注目。 + + + ■第346回<ツァラトゥストラ―答えのない質問>(4/18-19、マックス・ポンマー) ・アイヴズ:《答えのない質問》 ・ハイドン:交響曲第22番変ホ長調 Hob.I-22 《哲学者》 ・B. A. ツィンマーマン:Tp協奏曲《誰も知らない私の悩み》 ・R. シュトラウス:《ツァラトゥストラかく語りき》 ■第347回<世界の背後を語る者について>(5/16-17、金聖響) ・ハイドン:《天地創造》Hob.XXI-2より第1曲「混沌」 ・ケクラン:管弦楽のための夜想曲『星降る天穹に向かって』 op.129 ・作曲者未定:Tb協奏曲 ・

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  • みちよしの閉じこもり系マーラー。 | 庭は夏の日ざかり

    【Pony Canyon/PCCL-00002】 ●マーラー:交響曲第4番ト長調 →イヴォンヌ・ケニー(S) ⇒井上道義/ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団 これまでのミッチー体験から、もっともっとグロテスクに彫り込んで、華やかかつ大胆に鳴り響く方向へ引っ張り込むものだと、、勝手に予想していました。 しかしこの淡い響きは一体どういうことだろう―。ちっとも騒がないし盛り上がらない。 第1楽章は特にその傾向が強く現れています。まずは全般に量感を欠いた薄い響きでもって構築されているんですが、なかでも第2主題の彫りの浅いことといったら!周囲にぼんやりと溶け込んで浮かび上がることはなく、まるで主題としての役割を放棄してしまったかのような静けさ。諦めよりもなお無気力、意志の欠落。 展開部冒頭で震えるHrの臆病な態度。いっぽう〈葬送行進曲〉近辺の清澄な響きからは、なんというか、、「楽しむこと」への「穢れ

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  • 名古屋フィル 第337回定演 | 庭は夏の日ざかり

    【2007年6月23日(土)16:00~ 第337回定期/愛知県芸術劇場】 ●ベートーヴェン:Pf協奏曲第3番ハ短調 op.37 ○アンコール シューベルト:4つの即興曲 D899~第3番変ト長調 →キリル・ゲルシテイン(Pf) ●ショスタコーヴィチ:交響曲第11番ト短調 op.103 《1905年》 ⇒ヤコフ・クライツベルク/名古屋フィルハーモニー交響楽団 ショスタコの幕切れで、事故が発生しました。 □1 第4楽章の終結部に差し掛かり、打楽器陣が渾身の力で曲をクライマックスへ導く。 □2 最後の和音にかぶさるようにして、かなりフライング気味なブラヴォと拍手。 □3 クライツベルクとオケは静止したまま動かない。 □4 ここで突然、女の叫び声がホール中に響く。「まだ鐘があるッ!!」 □5 拍手、一瞬止むも、当然「もう鐘はない」ので、指揮者もオケも動かない。騒然。 □6 指揮者、諦めたように力

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    mac02quackey
    mac02quackey 2007/06/25
    ショスタコ11番:フライングブラボー→「まだ鐘があるッ!!」
  • ニコニコ動画で確信するクラヲタ的ありかた。 | 庭は夏の日ざかり

    「ニコニコ動画」というのは、YouTubeに似た動画共有サイトなのであります。 YouTubeとの最大の違いは、動画の再生中にその映像についてコメントがつけられるという機能が備わっている点。書き込んだコメントは、まさにそのタイミングで再生中の動画に張り付き、テロップとして数秒間一緒に流れていくという仕組みなんですね。これによって、巨大匿名掲示板の「実況」の雰囲気をそのままに、オンデマンドで動画を再生し、他人のコメントに反応しながら自己表現もできるという面白い場所になっているんです。 また、YouTubeは誰でも勝手に見に行くことができますが、ニコニコ動画はアカウントを登録する方式であるため、現在は約88万人のみへの限定解放となっていて、これも大きな相違点。しかも基的にアニヲタの皆さんの社交場になっているようで(UPされている動画も8割方は彼らが好む萌えアニメであるように思う)、僕もアニメ

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