C++17での機能追加について、ネット上では「項目一覧見ただけで読む気失せる」「入門不可能」「闇」「誰も使いこなせない」「絶対に使いたくない」などと盛り上がっている。 だが私は一概にはC++はどんどん初心者を見捨てているとは言えないと思っている。C++は規格のアップデートの度に、その場しのぎだったり一貫性を欠いたりするルールを廃し(vector<vector<int> >の空白や、template template parameterにtypenameを許可など)、より意図が明快で細かいことを考えなくていい文法が追加され(型推論、構造化束縛、range-based forなど)、古式ゆかしい形式よりも安全で使いやすいライブラリ(optional、string_viewなど)が追加されてきた。たまにC++98を使うとよくわかるが、最新のC++はかなりユーザーに優しい。 つまりどちらかというと