2015-01-30 【のべらっくす】お腹に落し物 恒例の「のべらっくす」に、今回も参加したいと思います。 管理人さま、毎月ありがとうございます。テーマは「お菓子」です。 【第4回】短編小説の集いのお知らせと募集要項 - 短編小説の集い「のべらっくす」 -------------------- お腹に落し物 明かりを落とした、薄暗い部屋の隅。ベッドに寝そべる私のお腹の上を、桃色の飴玉が転がっていく。お腹の頂点から、脂肪がつくる段差に引っかかりながら下腹部へ。 「やった。階段腹コース。ホールインワン」 飴玉が、私のおへそのくぼみに転がり落ちたのを見て、隣で上半身だけ起こした隆史が、うれしそうな声を上げた。隆史の20歳らしい細身の体が、劣等感を刺激する。 「やめてよ。私のお腹で遊ぶの」 「いいじゃん。由美。俺、腹フェチなんだ。付き合うときも言っただろ、たまんないよ」 私は体重80㌔。研究を言い