あれ、今月応募少ない…?と思いつつ読んでました。 旬はずれ【第13回短編小説の集い参加作】 - nerumae 卯野さんどれだけ引き出しが広いんだー!と真っ先に思いました。話の筋としてはベタなんですが、ディティルの描写が丁寧。そして、定一がうまく捌いた旬外れのお魚が食べたくなりました。今の時代なら定一をヘタレと罵るのも容易いですが、この時代ではそうもいかないですもんね。それでも「とっととお小夜をさらっちまえよ」と言いたくなるのですが。安心して時代観に浸れるお話でした。 『水槽に沈む』 - さらさら録 三人称を用いているのに自分から離れきれなかった題材。わたしだけでなく、わたしの周りに何人か家庭に縛られ自分のことを諦めなければならない友人がいるので、彼らのことも思いつつ書いてます。わたしにしては冷淡とも言える文章で書いています、自分としては。それくらい突き放さないと書けなかったし、その方が澄