未知の本にアプローチする際に大切なのは、本を読んではいけないことだ。読むために読まないとはこはいかに、となるかもしれないが私の知ったことではない。あなたがその文章を知らないとなると、書かれているそれは文字以前に記号でしかないので読もうにも読めないはずだ。日本語であっても例に漏れない。 ならばどうすればいいのかというと、私はページをめくること、索引を開くことをすすめる。ページをめくるのに頭は必要ないし、風がいいぐあいに吹いてくれれば指先さえ動かすこともなくなる。楽なものである。それに何を見いだすのか教えてほしい。 訳の分からない本にはだいたい索引がついていて、訳の分からない単語と数字がたくさん並んでいる。重要なのは楽しそうな言葉があるかどうかと、出演回数が多い単語を見抜くことである。ちなみにテレフォンショッキングに最も多く出演した人は和田アキ子であり、実に22回を数える。たくさん出てくるとい