映画『パンドラ(原題) / Pandora』より 原子力発電所の事故を描いた韓国のディザスター映画『パンドラ(原題) / Pandora』が今月7日に韓国で公開され、公開12日目の19日に観客動員300万人(韓国映画振興委員会調べ)を突破した。福島第一原発事故をモデルにしており、このほど招待上映された第1回マカオ国際映画祭でパク・ジョンウ監督は「これを機会にエネルギー資源に関する議論が各国で起こり、世界がより安全で住みよい場所になれば」と製作への思いを語っている。 『パンドラ(原題)』フォトギャラリー 同作は、韓国で史上最大級の地震が発生し、建設から40年を超えた老朽化原発で事故が発生。原発職員らが命がけで事態収束に挑む姿を描いている。冷却装置が機能せずメルトダウンの危険がありながら国民はもちろん地元住民に情報を隠蔽しようとする展開など、日本人にとってはデジャブかと錯覚するシーンの連続だ。