同年輩のアニメファンと『聖戦士ダンバイン』について話をすると、大抵は「東京上空3部作」と「ハイパー・ジェリル」が話題になる。両方とも、ファンなら誰しもが認める傑作だ。「東京上空3部作」とは、16話「東京上空」、17話「地上人たち」、18話「閃光のガラリア」の3本の事である。 エルフ城をめぐって、ドレイク軍との攻防が続いていた。その戦いの中、ショウのダンバインと、ガラリア・ニャムヒーのバストールが剣を合わせ、オーラ力をぶつけあった。その事でオーラロードが開き、2人はオーラバトラーごと、地上界の東京に飛ばされる。1話から15話まで異世界バイストン・ウェルで物語が展開してきたが、ここでいきなり、僕達が暮らす現実世界が舞台となる。地上ではオーラマシンの破壊力は、バイストン・ウェルよりも遥かに強まる。バストールのわずかばかりの戦闘で、副都心は壊滅。30万人の人間が命を落とした。ショウはガラリアを止め