宮城県や福島県で津波堆積物を調べていた研究者たちは、大津波が内陸深くどこまで襲来するか、2010年までにほぼ予測できていた。いつ起きてもおかしくないとも考えていた。 その危険性を地域住民に伝えられていたら、東日本大震災の死者は減らせていたかも知れない。しかし、その知らせは紙一重の差で間に合わなかった。大津波の危険性をはっきりさせたくなかった東京電力の裏工作が、それを遅らせてしまったように見える。
宮城県や福島県で津波堆積物を調べていた研究者たちは、大津波が内陸深くどこまで襲来するか、2010年までにほぼ予測できていた。いつ起きてもおかしくないとも考えていた。 その危険性を地域住民に伝えられていたら、東日本大震災の死者は減らせていたかも知れない。しかし、その知らせは紙一重の差で間に合わなかった。大津波の危険性をはっきりさせたくなかった東京電力の裏工作が、それを遅らせてしまったように見える。
(作家・ジャーナリスト:青沼 陽一郎) ウクライナに侵攻したロシア軍による使用が危ぶまれている化学兵器。そのひとつであるサリンを、1995年に日本の首都の地下鉄に撒いて未曾有のテロ事件を引き起こしたのが、オウム真理教だった。 その後継団体は、いまも日本国内で活動を続けている。教祖の麻原彰晃(本名・松本智津夫)への絶対的帰依を明確にしている「Aleph(アレフ)」と、やはり麻原への絶対的帰依を貫きながら「Aleph」と一定の距離を置く「山田らの集団」と呼ばれる2つの主流派。それに麻原の影響力は払拭したとする上祐史浩代表が率いる「ひかりの輪」と自称する団体だ。この3つの団体を合わせて構成員は約1650人とされる。 そして、かつてオウム真理教が布教活動に注力したロシアにも信者が残る。公安調査庁の公表したところによると、2020年には約130人が現地で活動を続けているという。上祐氏は地下鉄サリン事
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