東京電力福島第一原子力発電所で24日、事故の復旧作業に当たっていた作業員2人が放射線に被曝(ひばく)し、病院に運ばれた。東京電力は、2人は被曝によるやけどの可能性も否定できないとしている。東日本大震災に伴う今回の事故で、被曝量100ミリシーベルトを超えた作業員は、累計17人になった。 福島県立医大病院に搬送された作業員2人は午前10時ごろから、3号機のタービン建屋の地下1階で電機設備の復旧作業をしていた。くるぶしぐらいまでの高さの作業靴を履いていたが、放水などのために床には高さ30センチほど水がたまっており、くつの中に水が入ってきたが、そのまま午後まで作業を続けた。 2人の全身の被曝量は170〜180ミリシーベルト程度とされる。吐き気など急性の被曝症状として典型的な症状がないため、全身にそれほど大量の放射線を浴びていない可能性がある。しかし、足には水ぶくれなどやけどの症状があり、東電の