JR福島駅前にある老舗百貨店の中合福島店が8月31日で営業を終了する。中合が26日発表した。中合は営業終了について「47年間にわたり地域の皆さまにご愛顧いただいてきたが、福島駅前の再開発計画による建物の賃貸借契約満了に伴い、営業を終了を決めた」としている。 中合は1874(明治7)年に福島市荒町で呉服店として開業、1973年10月に現在の福島駅前に移転した。隣接していた山田百貨店(福島ビブレ)の移転・閉店後は、県北唯一の百貨店として地域に親しまれてきた。中合は「営業終了まで従業員一同、誠心誠意を尽くして取り組む。変わらぬご愛顧をお願いする」としている。 中合はことし4月、会津若松市の中合サテライトショップ会津店を7月31日で営業終了すると発表していた。