厚生労働省と大阪市の立ち入り検査が行われた小林製薬の大阪工場=2024年3月30日午前11時3分、大阪市淀川区、朝日放送テレビヘリから、上田潤撮影 小林製薬の紅麴(こうじ)サプリメントの摂取後に腎疾患などの健康被害が報告されている問題で、厚生労働省は28日、摂取後に亡くなった人が新たに79人いると小林製薬から報告を受けたと発表した。そのうち3人は死亡と摂取との関連がないと診断され、残り76人について、同社がサプリとの関連性を調べている。 【画像】海外だったら紅麴サプリは「安全と判断されていなかった」と識者。医薬品と食品の違いを解説 厚労省はこれまで、同社から死者数は5人と報告を受け、人数を公表していた。死者数が急増したことについて、武見敬三厚労相は「(同社から)27日になって初めて全体像が示された。極めて遺憾だ」と発言。厚労省は同社に対し、いつまでに死亡事例の調査を終えるのかなどの具体的な