新教皇のレオ14世は5月10日(中央ヨーロッパ時間)、教皇選出後初の枢機卿団への公式演説で、自らが選んだ教皇名の由来を明らかにした。産業革命時代のレオ13世を想起し、教会が「新たな産業革命と人工知能(AI)の発展に対応」することを望んでいると語った。 「レオ13世教皇は、第一次大産業革命という文脈の中で社会問題に言及されました。今日、教会は、新たな産業革命と人工知能(AI)の発展に対応し、社会教義という宝をすべての人に提供しています」(レオ14世) 先代のフランシスコ教皇もかつて、AIに言及した。昨年1月に公開されたメッセージで前教皇は「倫理的規制モデルを提案することにより、AIの使用による有害で差別的、かつ社会的に不公正な影響を未然に防ぎ、多元主義を弱め、世論を二極化させ、あるいは集団思考を生み出す目的でのAIの誤用と闘うための予防的な行動をとる必要がある」と警告している。
