2019年6月18日の22:22頃、山形県沖で大きな地震が発生しました。規模はM6.7で、新潟県村上市で震度6強を観測しています。 話題の有料地震予知サービスは、この地震を予測できていたのでしょうか。以下に見てみましょう。 ■ 電子基準点の動きなどから地震予測をする、村井俊治・東大名誉教授ら地震科学探査機構(JESEA)の『週刊MEGA地震予測』では、この地震の直前、以下のような予測を発表していました(山形県沖の震源位置を青で描き込みました)。 …相変わらずの予測の乱発ぶりで、日本中に10個もの予測円を発表していたのですが、その予測円の間を縫うように地震が起きてしまいました。見事な予測失敗です。 なお、この村井氏らの『週刊MEGA地震予測』は、以下に列挙しますとおり、これまでも大きな地震を全く予測できていません。もうそろそろ「地震を予測できる」とする看板を下ろすべきではないでしょうか。 2