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ブックマーク / www.tohoku.ac.jp (6)

  • 研究活動上の不正行為に関する調査結果並びに博士の学位及び課程修了の取消しについて

    学元大学院生が筆頭著者として発表した論文2編及び同元大学院生が学大学院生命科学研究科に在籍中に発表した博士学位論文1編について、学が定める「研究活動における不正行為への対応ガイドライン」に基づき調査した結果、不正行為の認定を行い、ガイドラインの規定による措置を行いました。 博士学位論文については、学学務審議会において、東北大学学位規定第19条第1項第1号「不正の方法により学位の授与を受けた事実が判明したとき」に該当するものとして、博士の学位及び課程修了の取消しを決定しましたので公表いたします。 [総長コメント] 学では、研究不正防止に向け研究倫理の意識向上に努めてきたところではありますが、このような事態が発生したことは極めて遺憾であります。 今回のような事案が発生したことを重く受け止め、学において研究活動を行う全ての者に対し研究倫理の更なる徹底を図り、学生に対する教育指導をより

    研究活動上の不正行為に関する調査結果並びに博士の学位及び課程修了の取消しについて
  • 水/高圧氷の界面に ″新しい水″を発見! 水の奇妙な物性の謎に迫る画期的な成果

    【発表のポイント】 高圧下で水が凍ってできる氷の表面にこれまで知られていなかった水を発見。 新しい水は通常の水とは混ざり合わず、異なる構造を持ち高密度であることを確認。 水の異常物性を説明する"二種類の水"仮説を検証する新たな道を示すだけでなく、機能性材料の生成過程や太陽系天体内部の氷形成過程の解明に貢献する画期的な成果。 【概要】 水は、ありふれた存在ですが、特異な物性を示す奇妙な液体であり、多くの自然現象を支配しています。東北大学金属材料研究所の新家寛正助教、宇田聡教授と北海道大学低温科学研究所、木村勇気准教授、産業技術総合研究所環境創生研究部門の灘浩樹主任研究員と東京大学大学院総合文化研究科先進科学研究機構の羽馬哲也准教授を中心とする研究グループは、室温−20oCに保たれた低温室内で水に高圧を加えることで結晶化する氷IIIを観察し、成長・融解する氷と水の界面に通常の水とは異なる未発見

    水/高圧氷の界面に ″新しい水″を発見! 水の奇妙な物性の謎に迫る画期的な成果
  • 自然界の「ムダの進化」が生物多様性を支える 生物種の個体数増加に寄与しない利己的な性質の進化が導く多種共存

    【発表のポイント】 自然界でこれほど多様な生物種が共存できるのはなぜか、「競争強者」が「弱者」を排除してしまわないのはなぜか、生態学の重大な未解決問題を解く理論の提案。 多くの生物(特にオス)に見られる色鮮やかな模様、求愛ダンス、歌、巨大な角など、種内に生じた「ムダの進化」が鍵。 「ムダの進化」によって、異種間の競争の影響が緩和され、その結果、多種の共存が促進されうることを理論的に提示。 種間競争を重視する従来の見方とは対照的な生態系観の提案。 【概要】 生物の装飾や求愛行動などの適応的特徴の進化は、その個体にとっては有利でも、種全体の増殖率への貢献は期待できないことから、種の繁栄にとっては、いうなれば「ムダの進化」です。東北大学大学院生命科学研究科の近藤教授、クイーンズランド大学 山道上級講師のほか、兵庫県立人と自然の博物館、理化学研究所数理創造プログラム、京都大学、千葉大学、琉球大学、

    自然界の「ムダの進化」が生物多様性を支える 生物種の個体数増加に寄与しない利己的な性質の進化が導く多種共存
  • 地下茎は葉の形を変えて地中を伸び進む ドクダミやイネ科の雑草がはびこる仕組みの一端を解明

    【発表のポイント】 地下や地表を横方向に伸びる茎は、葉身のない小さな葉をつけることで、土の中でも旺盛に伸び進めるための適応をしていることがわかった。 横に伸びる茎をもつ植物は、共通して、BOP遺伝子を強く働かせることにより、葉身をもたない小さな葉を形成するという戦略をとっていることが明らかになった。 横に伸びる茎の制御は、作物生産や雑草防除という観点から重要である。 【概要】 ドクダミ、スギナ、イネ科雑草など、しぶとい雑草の多くは地下で伸びる茎(地下茎)を地中に這わせて旺盛に繁殖していますが、地下茎を成り立たせる仕組みは解明されていませんでした。東北大学大学院生命科学研究科の経塚淳子教授と鳥羽大陽助教(研究特任)のグループは、地下で伸びる茎(地下茎)や地表を横に伸びる茎(ほふく茎)につく葉は、葉身をもたない構造に特殊化しており、この性質は土の中を伸びるために重要であることを示しました。葉を

    地下茎は葉の形を変えて地中を伸び進む ドクダミやイネ科の雑草がはびこる仕組みの一端を解明
  • 菌類が決断・記憶能力を持つことを発見 脳・神経系を持たない微生物の知能

    【発表のポイント】 菌類の菌糸体が新しい木片(エサ)を見つけたときに、新しい木片に引っ越すか元の木片にとどまるかを、新しい木片の大きさで決断していることを発見した。 菌類の菌糸体が新たに見つけた木片の方向を記憶していることもわかった。 脳も神経系も持たないカビ状の菌類の菌糸体がもつ知性のメカニズムを解明することは、知性の進化的起源の解明や、生態系の物質循環の理解に役立つと考えられる。 【概要】 東北大学大学院農学研究科の深澤遊助教と英国カーディフ大学のLynne Boddy(リン ボッディ)教授らは、木片から土壌中に伸びた菌類の菌糸体が新たな木片を見つけたときに、その木片に完全に引っ越すか、もとの木片にとどまるかを、新しい木片の大きさによって決断していること、新しい木片の方向を記憶する能力があることを発見しました。 研究成果は2019年10月19日(土)に微生物生態学の国際誌「The I

    菌類が決断・記憶能力を持つことを発見 脳・神経系を持たない微生物の知能
  • 世界初:哺乳類における「硫黄呼吸」を発見 - 酸素に依存しないエネルギー代謝のメカニズムを解明 -

    東北大学大学院医学系研究科の赤池孝章(あかいけ たかあき)教授らのグループは、ヒトを含む哺乳類が硫黄代謝物を利用した新規なエネルギー産生系(硫黄呼吸と命名)を持つことを、世界で初めて明らかにしました。研究は、哺乳類が酸素の代わりに硫黄代謝物を使用してエネルギー産生していることを明らかにした科学史に残る画期的な発見です。今回の新しい「硫黄呼吸」メカニズムの発見は、老化防止・長寿対策、肺気腫や心不全などの慢性難治性呼吸器・心疾患、がんの診断・予防・治療薬の開発に繋がることが期待されます。 研究成果は、2017年10月27日10時(英国時間、日時間10月27日18時)に、英国科学誌「Nature Communications」に掲載されました。 ポイント ヒトを含む哺乳類は酸素呼吸によってエネルギーのほとんどを産生しており、生命活動を維持するためには酸素が必須であると考えられていた。 この

    世界初:哺乳類における「硫黄呼吸」を発見 - 酸素に依存しないエネルギー代謝のメカニズムを解明 -
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