東大総長の平成30年度卒業式告辞で見田宗介の名前を知り「まなざしの地獄」とともに読んだ。本書は「脱高度成長期」をむかえた現代社会がどこに向かうのかを正面切ってとりあげている。 指数関数的な経済成長というのがありえないということを我々はすでに知っている。地球の資源は有限だし、人口増加も頭打ちになっている。しかしながら、我々の精神性においてはどこかに経済成長を望んでいるし、暗黙の仮定として、それを前提としている空気もある。 見田宗介はロジスティック曲線とよぶS字型の曲線を例に現代社会の行く末を占う。(8ページ) 1970年代のローマクラブの「成長の限界」を持ち出すまでもなく、成長はどこかに限界がある。それをロジスティック曲線が端的に表している。 「貨幣経済という人間の最大の発明の一つ」(132ページ)で欲望はどこに向かうのだろうか? 「生活のための物質的な条件が確保されれば、それ以上の経済など
■[仕事]最近の一連の出来事について思うこと 歴史的瞬間だなーとつくづく思います。 ベアーがJPMに買収され、リーマンがチャプター11、メリルがBofA、モルスタがMUFJ。 業界の景色がここ2週間くらいでがらっと変わりました。 レバレッジを効かせることが難しくなり、資金調達源として商業銀行を持つという流れになっています。 GS、MSは既に銀行持ち株会社の申請をしましたね。連銀からの資金注入が公式に行いやすくするためではないかと思いますが。 今後、投資銀行のビジネスモデルが変わっていくとともに、個人に求められる能力やキャリアパスにも変化があるのでしょうか。 アグレッシブな投資銀行は滅びゆく運命なのでしょうか。 マイケルミルケンのドレクセルバーナム、ソロモンブラザーズ。 そして今回のベアースターンズ、リーマンブラザーズ。アグレッシブにいく一方で足元(リスク管理等)がざるなのでしょうか。 その
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