北朝鮮の2回目の核実験をめぐる国連安全保障理事会の協議で、中国とロシアが新決議案に、北朝鮮に対し6カ国協議に復帰すれば制裁措置を停止するとの条件を盛り込むよう提案していることが1日、分かった。制裁発動前に「協力期限」を設ける案も出ている。複数の外交筋が明らかにした。 中露はこれまでの協議で日本と米国が主張する制裁強化策については一定の譲歩はやむを得ないと判断したもようで、その代わりに外交交渉の余地を残すため、条件設定を求めたという。 一方、安保理の5常任理事国と日本、韓国は2日中に5回目となる大使級会合を開き、日米の提示した決議草案の詰めの協議を行う予定。外交筋によると、1日の大使級会合では焦点の制裁強化策で中国が具体的な回答をするなど前向きな進展があったという。(共同)