ドイツの総選挙が先日(2009年9月27日)実施されました。選挙の結果、ドイツ国民が選択したのは、日本と正反対の道でした。 ドイツといえば、初の女性首相のメルケルさんが就任してからすでに4年が経過。その間、メルケル首相が所属する中道右派のキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)と、中道左派の社会民主党(SPD)が大連立を組み、政権を支えていました。日本にたとえるならば、自民党と民主党が大連立を組んでいたようなイメージです。 最近は、ドイツも日本と同様に、戦後最悪の大不況に苦しんでいました。 日本では8月の総選挙で中道左派の民主党が大躍進しましたが、それとは対照的に、ドイツでは中道左派のSPDが議席を3割以上減らす惨敗。SPDに代わって躍進したのは市場原理を重視し小さな政府を志向する自由民主党(FDP)でした。 ドイツの自由民主党(FDP)は、たとえるなら日本の自民党のなかでも先日の自民党