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ブックマーク / cafegent.exblog.jp (13)

  • 日々ヘベ日記/赤坂見附で洋風せんべろ呑みを楽しむ。 | 東京自由人日記

    そして、ホッケは下倉孝商店の店主自ら魚を開き、天然粗塩をふり一夜干しにしたものだ。 下倉孝商店はイクラの醤油漬けも美味いし、贈答にも大変喜ばれるものばかりだ。 さぁ、今月も家メシが多くなりそうだナ。 ◇        ◇        ◇ 目黒区美術館はいつも興味深い展覧会を開いている。 大きな鉄の塊をコツコツと根気よくハンマーで叩いていく。大きな塊だから、形自体は変わらないのだが、その表面には叩いた傷や僅かなゆがみが残る。 この大きな四角い鉄の立方体を眺めていると、作家がいかに長い時を鉄と向き合って来たがが判る気がするのだ。 重さが8キロもあるハンマーを何時間も、何年も鉄に叩き続けるのだ。会場には長く叩いて壊れたハンマーヘッドが幾つも置かれていた。 無造作に鉄を叩いているのかと思いきや、実は毎回少しずつハンマーの角度を変えて幾重もの傷跡を造形として創り出していたのだ。 八十年代から発表し

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  • 若尾文子にシビれ、中川一辺陶の土鍋にシビれた夜。 | 東京自由人日記

    ときどき朝、仕事場に行く前に林試の森公園に立ち寄る事がある。 今月に入って急にヒヨドリの鳴く声が森一帯に響き渡る様になったが、オナガの声やコゲラの鳴く声も耳にする。 足元の草むらに目をやると、緑色の葉に同化する様に小さなゴマダラ蝶の幼虫を何匹も見つけた。

    若尾文子にシビれ、中川一辺陶の土鍋にシビれた夜。 | 東京自由人日記
  • 門前仲町の天ぷら屋で、白昼夢に誘われた。 | 東京自由人日記

    葉の裏で揺れる空蝉無を悟り 日人は蝉の抜け殻を「空蝉」(うつせみ)と呼び、その生涯を儚(はかな)んだ。 今年の夏はまだ旅行に出掛けていないので、ヒグラシの鳴くカナカナカナと云う音色を聴いていない。 殺伐とした都会に響くミンミンゼミ、アブラゼミやツクツクボウシ、クマゼミなどの喧(かまびす)しい鳴き声は照り返す灼熱の太陽を煽る様で、その音色で躯が溶けて行きそうになる。 それでも、ふと見上げた木々の葉の裏に付いている蝉の抜け殻を見つけると、輪廻転生の人間の一生を瞬時に垣間みる様な気分になるのだナ。 明日は月遅れのお盆、迎え火だ。ご先祖さまを早く迎えられる様にキュウリの馬を飾り、盂蘭盆会を過ぎた送り火には茄子で作った牛でゆっくりと蓮の華咲く三途の川を渡ってもらうのだナ。 眼下の目黒川に初秋の風が吹き、川面をちりめん織物の様に揺らしていた。空蝉に亡き友や先祖の精霊が重なって見えたのであった。 ◇ 

    門前仲町の天ぷら屋で、白昼夢に誘われた。 | 東京自由人日記
  • 久々の『鳥重』の味に舌鼓。しかしチト呑み過ぎた。 | 東京自由人日記

    立春が過ぎ、七十二候では「東風解凍」の頃。春風が氷を溶かす時季と云う訳だ。そろそろウグイスの啼く季節が来るネ。 今朝は早くに目が覚めた。まだ起きる時間には随分とあったが、カーテンの隙間から覗く夜明けの空がとても美しかった。 瑠璃色から薄紫に変わる空をぼんやりと眺めていたら、枕草子の「春はあけぼの」が浮かんだ。でも、そのあとどう続くのかは忘れてしまったナ。まぁ、よいか。

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  • ワタクシ的、日々の酒場通いと読書考。 | 東京自由人日記

    「酒場と読書考」と云っても別に酒場で読むの事じゃない。 僕は日々の酒場通いと読書のパターンが同じでアル。ほぼ毎日、何かしらのを読んでいるが、大体4、5冊を併読している。エッセイ、新刊の小説、シリーズ物、既読の読み直し、句集、その他の企画等々を乱読している。 今だと佐伯泰英の「居眠り磐音」シリーズの最新刊『更衣ノ鷹』、司馬遼太郎の『坂の上の雲』、森英介『風天 渥美清のうた』、阿刀田高の『おとこ坂 おんな坂』、吉田修一『悪人』、それに角川新書の企画『江戸・東京百景 広重と歩く』を併読している。 シリーズ物は変わらないのが好い。”おぉ、今回はこう来たか、やっぱり最後はコレだネ!”なんてニヤニヤしながら愉しみに読み進む。 『更衣ノ鷹』はシリーズ初めての上下巻でアル。坂崎磐音の居眠り剣法にハマっている人も多いんじゃないかナ。シバレンの『眠り狂四郎』シリーズが好きだった人はまず夢中になる。僕

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  • 千代大海が引退だ。三役の日本人力士も三人か。 | 東京自由人日記

    東京も火曜日に初雪が降ったそうだ。ジムのトレッドミルを走りながらテレビのニュースを観ていると、どのチャンネルもJALの上場廃止問題と小沢さんの会見ばかり。そんな中、魁皇関の幕内最多808勝の快挙は実に素晴らしいニュースだったナ。昨日は負けてしまったが、魁皇関と長年のライバルとして数多く対戦してきた千代大海関の引退はちょっと寂しくなった。 今場所の番付表を見てもモンゴル、ブルガリア、エストニア、グルジアとカタカナ表記の出身地が目立つ。また一人幕内三役から日人力士が消えるのはとても残念だ。これで三役も魁皇関、琴光喜関、そして琴奨菊関の三人になっちまったんだなぁ。豪栄道や稀勢の里が早く上がってくれるといいナ。 門前仲町『大坂屋』にはいつも大相撲番付表が貼って在るのだが、最近頓に老眼がひどくなってきており序の口の力士なんて全く読めん。 鞄にライト付きルーペなんて忍ばせる様になっちまったのだから、

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    maconn
    maconn 2010/01/24
    旅館惠比須屋チェック
  • クリスマス・セレンディピティ(日記の箸休め) | 東京自由人日記

    そのホテルの一階は、通りの向こうまで見渡せるガラス張りの気持ちの良いカフェになっていた。朝、起きると新聞を持って部屋を出る。ロビーを通り抜け、馴染みのベルボーイに声を掛けてから窓際の席に座るのが、ここ数年来の決まり事の様になっている。 毎年冬になるとニューヨークを訪れる。仕事の合間をぬって古書店でブックハントをしたり、美味しい料理を求め歩いたものだ。 或る日、ヴィレッジで十冊近くを買い込み、ダウンタウンに在るカフェ・レッジオで一休みした。カプチ−ノをすすりながら、買ったばかりの写真集などを眺めていた。70年代のグリニッチ・ヴィレッジの風景が沢山写っていたが、学生たちのファッションが今でも通用する程、格好良く着こなしていた。 ふと気付くと横のテーブルに座っていた女の子が僕の写真集を覗き込んでいた。顔を合わすと、口元の端だけを少し上げ何とも品の良い笑顔で挨拶をされたのだ。一瞬ドキっとしたが、

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  • 日々是雑文雑記 ひとみ姐さんのバッジが出来た。 | 東京自由人日記

    ハテ、この鳥は何だろうか?クイナの仲間かな。今まで見られなかった水鳥も川が澄んで川魚が戻って来たので、集まるようになってきたのだネ。 日、我が母の妹の叔母ちゃんが漸く病院を退院する事が出来た。それでも18日間の入院で済んで、当に良かった。 後遺症も無く、これからは軽い運動を毎日して行けば歩き方も以前の様に戻るそうだ。あぁ、心配事がひとつ少なくなって、ホッとした。これで安心して酒が呑めるのだナ。 昨日は仕事帰りに神保町の酒場『兵六』へ出掛けた。雨が降る月曜だと云うのに外まで賑わう声が響いてる。カウンターも目一杯(どう考えても許容量を超えた人数が座っているのだ)、テーブル席のカップルに申し訳ないが同席させて戴いた。 カウンターでは、『簑笠庵(さりゅうあん)』の二人も呑んでいた。月曜はお店も休みだもんネ。そして、その隣にはひとみ姐さんの息子のオーちゃんが友人と来ていた。彼奴若いくせに母親の影

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  • 東京自由人日記

    東京だからこそ出会う人や店をつれづれなるままに紹介

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  • 勝ちどき「かねます」の湯葉は翌日も思い出す味だ。 | 東京自由人日記

    先週の木曜は東銀座での打ち合せが終わり、ちょうど良い酒の時刻。コピーライターの森一起さん含め、呑ん兵衛野郎たちはタクシーに乗って勝どき橋を真っすぐ渡ったのだった。 目指すは「かねます」。そう、此処は立ち飲みながら、あのスペイン「エルブリ」の天才シェフ、フェラン・アドリアも日に来たら立ち寄ると云う恐るべき立ち飲み屋なのでアル。長年、此処に通っている森さんと一緒なら至福の一時を味わえることだろう。 戸を引くともう人で溢れている。それでもズズズいと奥へ進めば後ろのカウンターが空いていた。おぉ、ラッキーと振り返ると目の前にも友人が居た。スーツ姿も板について来たガマン君だ。 彼は家と会社の中間地点に「かねます」が在るので、週に三日は通っているそうだ。人の事は云えないが、皆さん凄いねぇ。 そう云えば、昔ガールフレンドを連れて「かねます」で呑んで居たら、急な仕事が入ってしまいそのコを森さんに預けて恵比

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  • 久しぶりの大阪昼酒で白昼夢を見た。 | 東京自由人日記

    午前中、神田に出掛けたので昼飯を末広町『花ぶさ』でべた。 一足先に秋を味わおうと、新秋刀魚の塩焼きを戴いた。カウンターの目の前では、板前さんが秋刀魚の両面に細かく包丁を入れる。こうする事で中までしっかりと火が通りふっくらと焼き上がるのだネ。 昼時、千円札一枚の至福なのであった。むふふ。 月の夜や石にでて鳴くきりぎりす 加賀千代の詠んだ一句だが、夕べは美しい月夜だった。帰り道の路地では虫たちがリンリンと啼いていた。数日前の台風の夜、不動前を歩いていると何処からか金木犀(キンモクセイ)の匂いが流れて来た。雨上がりのせいか、香りが一層強くなって鼻を突いたが、ハテ?花が何処で咲いているのか暗くて判らなかった。もう秋が近づいて来たって事だネ。 さて、先週、仕事大阪へ出掛けて来た。 仕事は午後の三時に終わったので、「平日昼酒」へと繰り出した。先ずは、地下鉄御堂筋線に乗って天王寺へ。此処に来るといつ

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  • 東京自由人日記

    丁度一年前の三月、いつものオッサウナの帰りに寄った「日の出堂」でビールを飲みながら新聞の朝刊に目を通していた。 オヤジさん自慢の明日葉の天麩羅を口に運び、紙面の中程を開くと目にも鮮やかな黄色い15段広告が飛び込んできた。そこには「池波正太郎生誕100年企画 仕掛人・藤枝梅安 映画化」の文字と決定している出演者の名前とその役名だった。豊川悦司の梅安に片岡愛之助の彦さんだ。それだけでもうゾクゾクとし始めたのを今も覚えている。 あの広告では、他に菅野美穂の「おもん」、そして天海佑希の役名が「おみの」と記してあったので、ベースになる原作は第一話の「おんなごろし」だろうとは思っていたが、徐々に情報が開示されるにつれ、「殺しの四人」など幾つかの話を織り交ぜていると知った。長いこと書棚に眠っていた文庫を再読しながら、さてどんな映画になるのだろうとクリスマスを待つ子供のような気分で映画の完成を心待ちに

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