つづきBut I digress. There is a difference between quantitative easing by the US Federal Reserve and the Bank of England for liquidity purposes, and use of this policy to soak up the debt of governments dependent on external finance to cover structural deficits. The lines are of course blurred. One purpose can leak into the other. 閑話休題。 FRBとBoEが流動性目当てでやった量的緩和と、構造的財政赤字をカバーするために海外の資金に依存する国の国債を吸収するために本政
金融そして時々山 山好き金融マンのホームページ 余り日本のマスコミが取り上げない視点から経済と金融を語るページです そして時々山やアウトドア・町歩きを語ります 昨日欧州連合が発表した総額7500億ユーロ(IMFの支援2500億ユーロを含む)の弱小国支援プログラムと欧州中銀の国債買取プログラムの発表を市場は好感し、ユーロ高・世界的な株高となった。 だが少し覚めた目で見ると本質的な問題は解決していないのだろう。ファイナンシャル・タイムズのコラムニスト・Rachman氏は「欧州は倹約の準備ができていない」というコラムで幾つかの問題点を指摘している。 彼は「大部分の欧州連合は収入を越えた暮らしをしている。政府の財政赤字は制御の範囲を超え、公的債務は拡大している」と書き出す。そして「米国には軍事的スーパーパワーを持たせ、中国には経済的スーパーパワーを持たせ、欧州はライフスタイルのスーパーパワーを持つ
欧州連合は総額7500億ユーロ(約9550億ドル)の救済プログラムを発表しました。 その構成はヨーロッパ各国政府から拠出されるローンが4400億ユーロ、欧州連合(EU)緊急基金からの拠出が600億ユーロ、国際通貨基金(IMF)からの出資が2500億ユーロとなっています。 加えて欧州中央銀行(ECB)は欧州の国債を直接買い取る、所謂、「ニュークリア・オプション」を発動すると宣言しました。これはECBの持っている最後の切り札です。 売り安心になっていた市場は盛大な踏み上げ相場になっています。ドイツDAX指数は+4.66%、フランスCAC40指数は+8.61%、ギリシャ・アテネ総合指数は+9.88%、スペインIBEX35指数に至っては+12.32%といった具合です。 ユーロ/ドルは1.27から1.30まで急伸しています。 市場の反応から判断して、「深追いは怪我の元」と恐怖に慄いたヘッジファンドも
ギリシャというか、ユーロ通貨圏の問題はその成立時より色々言われていたのだろうけど、物事が調子よく進んでいる間は誰もそういう問題には手をつけず、やがて問題が顕在化する時には既に手遅れで、為政者達は問題を先送りさせるしか手がない、といういつもの繰り返しになるのだろうなぁ。でも、今回「先送り」は可能なのだろうか? 待った無しなら、次に顕在化するのはどういう状態なのだろうか。 ユーロ通貨同盟成立と同じくらいに歴史的な事件を我々は目撃しているのかもしれない。 ボタンの掛け違いには目をつぶり、潜在的問題を抱えたまま開始。 だけど、まずは良い面がでてくるので潜在的問題は誰も気にしなくなる。 やがて綻びが見えてくるが、政治的しがらみがあるので根本的解決には踏み切れない。そもそも根本的解決とは自己否定(EMU否定)につながるから、誰も議論できない。 こうして時間だけが過ぎて行き、一部顕在化した問題は水面下で
金融そして時々山 山好き金融マンのホームページ 余り日本のマスコミが取り上げない視点から経済と金融を語るページです そして時々山やアウトドア・町歩きを語ります ギリシアに端を発する国債危機は4月28日スペインに飛び火した。S&Pがスペイン国債をAA+からAAにダウングレードした。FTによるとOECDのチーフはこの国債危機の感染状況を「エボラ熱」の伝染に例えている。 スペインでは国債利回りが4.127%に上昇。株価は3%下落した。ギリシアは向こう3年間で1000億ユーロから1200億ユーロの資金が必要とされると推定される。現在提案されている450億ユーロのファイナンスでは、1年分の不足資金をカバーするに過ぎない。 ところでニューヨーク・タイムズはAlready holding Junk, Germany hesitatesという記事で、ドイツの金融機関は既にギリシア国債を十分持っているので、
Jump to navigation A flier advertising non-bank loans is left on the windshield of a car in central Athens on Tuesday, April 13, 2010. The debt crisis has made it difficult for Greeks to borrow money from banks and has made global fund managers way of the euro area. Credit: Photo: AP "Europe has become a no-go zone," said Patrik Schowitz, equity strategist at Bank of America Merrill Lynch. "As rec
話題としてはこのあたり脇役になってた(っつーか、欧州関係国からのリップサービスばかりで実質的には何も進展してないので飽きられていた)ギリシャだが、先週あたりからふたたび騒がしくなってきた。 2月7日のMurray Hill Journalで、『付け焼刃ノート「ギリシャ」』を書いてから2ヶ月が経過。 このMHJ記事の中で、ギリシャは「今年の4月と5月に借り換えの必要がある債務は200億ユーロ(280億ドル)」というのを書いたが、あの後、同国は10年債(50億ユーロ)、7年債(50億ユーロ)、12年債(4億ユーロ)、を発行した。 3月末に行った7年債50億ユーロの発行については、スプレッドは334bpsついたという。(ベーシスポイント=100分の1%、ベンチマークは同期間のドイツ国債。) 関係記事:Greece to Issue Seven-Year Bond, WSJ, 3/10/10) ・
German bloc plays tough on Greece (ギリシャにつれないドイツ勢) By Ambrose Evans-Pritchard Telegraph:16 Mar 2010German and allied northern states were still dragging their feet last night on a rescue for Greece, denying reports emanating from Brussels that the terms of a deal have been agreed. ドイツと北部連合国は昨夜に至ってもギリシャ救済について二の足を踏み、取り決め条件が同意されたとのEU報道を否定した。 Officials played down hopes of a break-through at tomorrow's
Europe at risk of double-dip recession (ヨーロッパ、二番底の危機) By Ambrose Evans-Pritchard, International Business Editor Telegraph:24 Feb 2010A blizzard of bad data from France, Germany, and Italy have raised concerns that Europe's fragile recovery is stalling already, with mounting risks of a double-dip recession this year. フランス、ドイツ、イタリア発の悪いデータの嵐により、ヨーロッパの低迷気味の経済回復は既に停止しつつあるのではないか、との懸念が高まり、今年二番底が訪れるリスクが増大
月曜発売の『デア・シュピーゲル』では欧州連合(EU)が総額340億ドルを上限とする協調支援をギリシャに対して行う計画を進めていることが報じられています。 情報のソースはドイツ財務省だそうです。 どうやらドイツ単独の救済ではなく、欧州中央銀行におけるEU各国の資本負担比率に合わせて各国負担額が決まる模様です。 支援に参加するのは15カ国程度になる見込みです。 ドイツのシェアは全体の2割程度になります。 また協調支援の内容はローンと債務保証の両方のようです。 このようなやり方のメリットは協調支援に参加する各国にとって国内世論を説得しやすいという点です。 欧州各国は今、本音としてはユーロ安を切に願っています。 でもそのような期待とはウラハラに「ユーロ圏各国の団結は固いな」という印象を市場参加者が持てばユーロを売り持ちにしているトレーダーが慌てて買い戻す場面もあるかも知れません。
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