一幕目「左利きにとっての筆記。その苦難の歴史」 一幕目「左利きにとっての筆記。その苦難の歴史」 両手で書いた黒板の話。 左利きの筆記の典型「押し書き」。 私の場合(冷たい雨に撃て、約束の銃弾を) 左利きはボールペンが書けない! 両手で書いた黒板の話。 私自身左利きで、様々な道具が右利き用に作られていることから不便に思うことがいくつかあって(あるいは、「不便」であることにさえ気づいていないことも多い)、大学の卒業論文は「社会における左利き」というようなテーマで書いた憶えがあります。そのなかでも筆記は私自身結構長年、悩まされてきたことのひとつ。 私は小学校のとき、書道(毛筆)を習っていたのですが、書道は当然、右手で行います。(実は左手用の書道教本、というのも開発されているのですが、かなり特殊な筆記法であって、私自身は小学生の頃は知りませんでした) そのため、私は普段鉛筆で字を書くのは左、書道の