IT技術者としての知識やスキルの習得度合いを認定する国家資格「情報処理技術者試験」。エントリーから高度まで、その試験の傾向を分析しながら、本気で合格を目指す人のための攻略法について解説していく本連載。今回は、情報処理技術者試験のうち、ITパスポート試験、基本情報技術者試験および応用情報技術者試験について解説します。 情報処理技術者試験とは 情報処理技術者試験は、昭和44年より実施されている、経済産業省(旧通商産業省)主催の国家試験です。この試験は、情報処理技術者としての「知識・技能」が一定以上の水準であることを認定するためのもので、過去の応募者累計は1,700万人を超え、合格者は延べ200万人余りにのぼり、IT技術者にとっては定番中の定番の、伝統ある資格です。 情報処理技術者試験の開催などの業務は、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)内の情報処理技術者試験センター(以下、試験センター)が