サンフラシスコ名物のパン、美味しさの秘密は160年前の生物!?2014.03.19 21:00 福田ミホ ロブスターとかカメとか、いろんな形がありますが…。 サンフランシスコ名物といえば、ボーディン(Boudin)のサワードウ・ブレッド。独特の酸味ともちもちした食感で、1849年のオープン以来大人気です。丸いパンをくり抜いた中にクラムチャウダーが入ってたりする、あれです。 「サワードウ」とはパンの発酵に使われる酵母のことで、転じてそれを使ったパン一般の呼び名にもなっています。でもボーディンのサワードウは、他のそれとは違います。何しろ160年前に創業者が使い始めた酵母を、今でも使い続けているんです。 サワードウ・ブレッドと普通のパンの違いは、普通のパンは急速にふくらませるために人工培養のイーストを使っているのに対し、サワードウ・ブレッドは乳酸菌や複数の微生物を含むサワードウを使って、ゆっくり