大阪市は25日、同市中央区の飲食店でアルバイトをしていた20代後半の男性が結核に感染して死亡し、同僚や友人ら濃厚接触者9人の集団感染も発生していると発表した。 市保健所によると、死亡した男性は07年1月から、せきが出始め、昨秋以降、体調をたびたび崩し、仕事を休むことが多くなったため、12月に、勤めていた飲食店をやめた。今年2月10日にせきが激しくなって病院に救急搬送され、結核と診断されて治療を受けたが、同月23日に死亡した。 市保健所が接触者を調査したところ、同僚、友人3人が発病していたほか、6人が感染していた。9人は通院して治療を受けているという。