世界保健機関(WHO)の専門家会議は、新型インフルワクチンについて、生後6カ月以上のすべての人は原則として1回接種でよいと勧告した。30日、キーニー・ワクチン研究部長が電話会見で明らかにした。妊婦も対象に含まれる。 キーニー部長は「ワクチンの量は限られている。子どもを優先接種対象としている国では、1回接種でできる限り多くの子どもに打つべきだ」と強調した。ただ、免疫不全患者は、1回が妥当かどうか結論が出ていないという。 日本は国内外の臨床試験の結果などを見ながら、1回接種の対象範囲を決める方針。(大岩ゆり)