認可保育所に入れない待機児童が昨年10月1日現在で4万8356人になり、前年より2298人増えたことが8日、厚生労働省のまとめで分かった。3年連続の増加で、現在の調査方法になった2001年以降で最多を更新した。 保育所の定員は全国で216万2196人(10年10月現在)と、前年より約2万7千人増加。ただ、働きたい専業主婦も増え、保育所の利用希望者の伸びに追いついていない状況だ。 都市別では、最も多い横浜市が2493人。名古屋市の1766人、川崎市の1692人が続く。年齢別では3歳未満児が4万2410人で、約9割を占めている。