「相手の目が見ていないもの」について伝えても、99.9%理解されない。 (「Prologue 『目線』をつかめば、『人』は動かせる」より) 「伝えるという行為」について考えるにあたり、『プレゼンは「目線」で決まる No.1プレゼン講師の人を動かす全77メソッド』(西脇資哲著、ダイヤモンド社)の著者はこう主張しています。 人間の脳は「いま目で見ている情報」だけを理解しようとし、それ以外を「ノイズ」として無視するもの。だから、なにかを伝えたいのなら、まずはそれを「見てもらう」ことが大切だということです。逆から考えてみると、それほど話し上手でもないのに「なぜか伝わる人」は、(意識的か無意識的かは別として)「自分が伝えたいこと」と「相手が見ていること」を一致させる「視線誘導」ができているということ。いわば、常に聞き手の目線を確実につかむことこそ、プレゼン上達のためのもっとも効率的な方法だというわけ