「霞ヶ関の某省に勤務しております。(中略)週の約半分が、朝は9時半から午前2時程度までの勤務状態です」――。 Yahoo!知恵袋に寄せられた、ある相談の一節だ。 働き方改革を推進する政府だが、その足元である霞ヶ関では、「ブラック」な労働が常態化する。その大きな理由の一つがいわゆる「国会対応」であり、野党による「質問通告の遅れ」がしばしば元凶といわれる。 だが、本当にそれだけなのだろうか。そこには、国会のそもそもの「構造的問題」があると指摘する声もある。 3人に1人「過労死の危機」感じた経験 冒頭の質問(書き込みは2013年)は、以下のように続く。 「最近はタクシー券の許可が下りづらい......暗黙の『申請するな』との風潮のため、執務室内のソファで寝泊まりしています。土曜日はだいたい終電までには帰れます。(中略)私は、このような扱いは、労働基準法の趣旨に反するほか、公序良俗違反であり、法を
![霞ヶ関「過労死級」残業が減らぬ理由 悪いのは「質問通告の遅れ」だけなのか](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/20c55b6213a67e5fcdb832ee23349d459f6410f9/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.j-cast.com%2Fimages%2Forigin%2F2018%2F02%2Fnews_20180226210624.jpg)