ブックマーク / blog.goo.ne.jp/yamazaki_hajime (6)

  • 量的緩和政策に対する評価など

    量的緩和政策とその解除については、相変わらずメディアでの言及も多いし、私も(私は、いわゆる「エコノミスト」ではないのだが)見解を求められることがある。また、このテーマに関しては、楽天証券で、秘書的な仕事をしてくれているTさんが、雑誌の記事などをピックアップしてくれるので、しばしば他人の見解を見るのだが、最近のもので面白かったのは、「週刊エコノミスト」4月18日号の伊藤隆敏氏と香西泰氏のご意見の相違だ。 伊藤隆敏氏は、01年3月以降、日銀が大量に資金供給したのにインフレにならなかった理由として、それだけデフレ期待が強かったからだとして、もっと早く日銀がETFやREITなどを大胆に買うべきだったと言っておられる。しかし、貸し出しが伸びなかったのは事実だと認めた上で、だからと言って「量的緩和政策を実行しても意味がない」ということにはならないと述べておられて、それは「期待に働きかけた効果が大きいか

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    maeda_a 2013/04/08
  • リフレ派を批判した山崎元氏のその後

    田中秀臣氏の「ノーガード経済論戦」というブログを読んでいたら、野口旭氏の新著「エコノミストたちの歪んだ水晶玉」に関する記事があって、このには『声の出るゴキブリ』とリフレ派を批判した山崎元氏のその後」が出ているという記述があった。自分のこととあっては、なかなか興味深い。早速、書店に行って、そのを買ってみた。 尚、私が、野口旭氏にお会いしたのは、TV出演の際に一度だけであり、喧嘩したことがあるわけではないし、同氏に対して何ら悪感情は持っていない。また、田中秀臣氏とは残念ながらお会いしたことがないが、氏のご著書を編集した編集者(現在私のを編集中)が「尊敬している」と言うので、一度お会いしてみたいものだと思っている。 該当ページを探すのに苦労したが、76ページから77ページにかけて、私がJMMに書いた記事の引用が二つある。 最初の引用はJMMの2005年7月11日号のもので、村上龍さんの「国

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    maeda_a 2013/04/08
    コメント欄必読
  • ベーシックインカム7つの長所

    3月15日の『日経済新聞』朝刊の「領空侵犯」というコラムで、ベーシックインカム(BI)について語らせて貰った。書いたり、語ったりするたびに思うのだが、BIは、「夢の制度」ではないものの、さまざまな反論に強い「悪くない制度」だ。 まとめるのに「7つ」がいいかどうか分からないが、改めて、長所をリストアップしてみる。 (1)BIは、コスト(特に官僚や業者による中抜き)の小さい富の再配分だ。 生活保護、雇用保険、年金、それに公共事業等々再配分の仕組みは多々ある。一つの大きな問題は、再配分の過程で、官僚や業者による「中抜き」が起こることだ。これが少なくて済む分、BIはスッキリしている。 (2)BIは、手続きが単純だ。 書類を書いて申請したり、その申請を受理して貰ったりしないと、貰えるものが貰えない制度は感じが悪い。 (3)BIは、使途が自由で、国の介入が少ない。 余計なお世話が少ないことが自由主義

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    maeda_a 2012/07/01
  • 「JMM」の中間決算

    村上龍さんが主宰する経済・社会系のメールマガジン「JMM」(Japan Mail Media)には、10年以上にわたってほぼ毎週寄稿していたが、今年に入ってから、執筆回数が減った。もったいないことに、TwitterやFacebookで、「山崎さんのJMMへの寄稿を楽しみにしています」というメッセージをしばしば頂くので、「JMM」について、簡単に触れてみたい。 「JMM」に参加した切っ掛けは、「JMM」のスタート時に、林康史さん(現・立正大学教授)に紹介していただいたことだ。当時の「JMM」は対談編と村上編集長に寄稿家が答えるQ&A編の二つを中心として構成されていて、幸運にも、私は両方に参加することが出来た。 「JMM」で特徴的だったと思うのは、「論争に決着を付ける」のではなく、「問題を提示する」ことを目的として多様な意見を吸収・発信する点だったように思う。これは、時に物足りないこともあった

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    maeda_a 2011/12/16
    「以前は、その弊害は認めつつも、デフレ対策の弊害の方が大きい、と思っていたものを、メリットよりも弊害の方が小さいデフレ対策は十分存在しデフレ対策の実行が重要だ、と宗旨替えした」声の出る…
  • 葬式とお墓について

    新年向きの話ではないが、葬式とお墓について私の考えを述べたい。 私は、結婚式、葬式などの「式」には出席しないことを基方針としている。時間が惜しいからということもあるが、パーティーや飲み会は好きだしよく出る方なので、要は「式」の部分が気に入らないのだ。 たいていは、お祝いなり、香典なりを金一封送って、式は欠席させて貰う。 結婚式は過去20年くらい出た記憶がない。記憶にある最後は、会社の友人の二回目の結婚披露パーティーだったと思うが、それ以来出席していない。 私は現在52歳だから、同年代の友人結婚することは少ないし、まだ子供が結婚する年でもない。そんなこともあって、ここしばらくお祝いも送っていない。 私自身も結婚式はやっていない。 「結婚する」と北海道にいる父親に言ったところ、彼が東京にやって来て、「親戚への挨拶ということもあるから、結婚式くらいはやれ」と言った。 私は、「いいや、式はやら

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    maeda_a 2011/01/23
  • ベーシックインカム7つの長所

    3月15日の『日経済新聞』朝刊の「領空侵犯」というコラムで、ベーシックインカム(BI)について語らせて貰った。書いたり、語ったりするたびに思うのだが、BIは、「夢の制度」ではないものの、さまざまな反論に強い「悪くない制度」だ。 まとめるのに「7つ」がいいかどうか分からないが、改めて、長所をリストアップしてみる。 (1)BIは、コスト(特に官僚や業者による中抜き)の小さい富の再配分だ。 生活保護、雇用保険、年金、それに公共事業等々再配分の仕組みは多々ある。一つの大きな問題は、再配分の過程で、官僚や業者による「中抜き」が起こることだ。これが少なくて済む分、BIはスッキリしている。 (2)BIは、手続きが単純だ。 書類を書いて申請したり、その申請を受理して貰ったりしないと、貰えるものが貰えない制度は感じが悪い。 (3)BIは、使途が自由で、国の介入が少ない。 余計なお世話が少ないことが自由主義

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    maeda_a 2010/03/16
    「BIは、働くインセンティブを阻害しない。おバカさんが分からないらしいのはこの点」
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