「間食指導の情報ファイル」では、糖尿病患者さんが上手に間食を摂取するにはどうしたらよいかを考えてきました。間食指導のポイントとして、患者さんの状態や指示エネルギー量等に合わせた、摂取量や頻度、食べるタイミング、食品選択などが挙げられます。なかでも食品選択の面では、患者さん自身、嗜好や欲求と指示エネルギー量に、何とか折り合いをつけながら食事療法を行っているのではないでしょうか。そこで、ここでは食品選択の参考として、主な間食のデータをまとめました。すでに一般化しているエネルギー量のチェックはもちろんですが、今回は、血糖値に大きく影響を及ぼす炭水化物(糖質)の目安も記載しました。市販のお菓子や飲料のパッケージに表示されている成分表示を見る際、エネルギー量や脂質量などとともに、炭水化物量をチェックすることも、食品選択やその摂取量を計る1つの目安になればと考えます。 間食は、基本の食事以外に食べるプ