概要 ラウンドロビン(round robin)とは、総当たり戦、傘連判状、持ち回り、などの意味を持つ英単語。ITの分野では、複数の主体や対象を順繰りに(同じ順序で循環的に)指名したり割り当てたりすることを指す。 例えば、コンピュータのオペレーティングシステム(OS)が複数のプログラムを並行に実行するため、単純に実行待ちのプログラムに順番に、均等にCPUの実行時間を割り当てる方式が用いられることがある。このような割り当て方式をラウンドロビンスケジューリングという。 また、ネットワーク上で同等の機能を提供する複数のサーバ間で負荷分散(ロードバランシング)を行うため、外部からの接続要求を各サーバに順番に割り当てることをラウンドロビン方式という。DNSサーバがIPアドレスの問い合わせへの応答によってこれを行うことを特に「DNSラウンドロビン」という。 語源はフランス語で「リボンの輪」を意味する “