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下のキャプテンに関する日記に、mixiの方で熱のこもった感想をたくさんいただいて、僕の中でも予想外に考えが深まるきっかけになり、本当にありがたかったです。 特に文造さんの「キャプテンの魅力は敗者に対する厳しさだ」というご指摘には、はっとしました。 このことから僕が思い出したのが、北野武の「キッズ・リターン」。これも、僕が90年代以降の日本映画の中で最も好きな一本です。 この映画のラストシーンのセリフ、 「俺たち、もう終わっちゃったのかな」 「バカヤロウ。まだはじまっちゃいねえよ」 これを、少年の不屈のスピリットへの賛歌と取るか、永遠にはじまることの無い者もいるとう事実の冷徹な宣告と取るかは、今もって議論の分かれるところです。 しかしこれは本当はどうでもいい...とまでは言わないまでも、おそらくどちらもが正解なのですが、更に本質的に考えると「勝ち」とは何か、何を持って「勝ち」とするかという問
ホリエモンの錬金術はなかなかでかい構図になってきて面白いのだが、このニュースを論じるワイドショーではよく還暦くらいのコメンテーター達が彼を批判して「やっぱり人間は額に汗して働かないといけませんよ」と締めているのを時々見かけたものであった。 しかしホリエモンは一生懸命、額に汗して、しかも楽しく夢中になって仲間と「錬金術」を考えたのではなかったか?労働の価値と、そのベクトルがどっちを向いているかは分けて考えないといけない問題なのだ。 しかも斎藤環『家族の痕跡』ISBN:4480842691「労働の価値」すらも自明のものではない。斎藤さんが巨大掲示板で発見し、この本に転載した「謝れ職業人」という詩がたいへん刺さったので少し長いが引用する。 謝れ職業人 「ああ、今日も会社に泊まりこみで仕事だよ」 と 疲れた声で言う 職業人は 謝れ 全ての「だめなヤツ」に 細い声で 謝れ 「ああ、忙しい忙しい」 と
ブックレビューで『肝、焼ける』を取り上げた豊崎由美さんによると、技術の高さもさることながら作者の特徴は「意地の悪い視線」にあるという。なるほど確かに。「底意地の悪さ」はコトバで何かを語ろうとする仕事には不可欠な素養で、もう少しマイルドな表現にするなら「スルドい観察眼」だ。ズレや差異を敏感に察知し、ツッコミを入れる視線である。観察の結果を常に口に出していると敵だらけになってしまって社会生活不適応者になる可能性があるが、心の中でならどんなにとんでもないことに気づいてもOK(だから“底”意地が悪い、という)。この視線は他人のみならず自分にも及び、自分に使えば自虐ネタにもなる。 「ラジオで喋る」という仕事について、正しい発音ができて美しい声の持ち主でないとつとまらないと思っている人は現職も含めてたくさんいる。しかし、書かれたものをただ読むだけならともかく、ラジオパーソナリティにとっては「底意地の悪
読み残していた岩井克人『会社は誰のものか?』(平凡社)の後半、対談部分を帰りの電車の中で読んでいたら、おお、なるほど!という記述が。 発言しているのは原丈人氏(ベンチャーキャピタリスト。プロフィールはここに詳しい。 http://www.mit-ef.jp/contest_old/contest01_judge.html)。米・英・イスラエルでベンチャー育成に関わり成功を収めている人物なのでいわばその分野では「筋金入り」である。 ちょっと長いが引用する。 私のような立場の人間がこういうことを述べると、米国ではもちろん、日本でも怪訝な 顔をされるのですが、(笑)現在のコーポレート・ガバナンスの根幹をなす“企業は株主のもの”という考え方自体、完全に間違っています。コーポレート・ガバナンスの根幹は企業は何のために存在し、そのためにはどのような統治が必要かというところから始まるべきです。たとえば、
あけましておめでとうございます。 本年もどうぞよろしく。 暮れから正月にかけての諸々をつらつらと。 まず、「ロック画報 映画×ロック」編集&執筆人有志の方々と忘年会。 みんな30ヅラ下げて(一部40も?)、夢追いとそれゆえのイライラ&煮つまりがリアルに感じられて、俺としては心地よい。 いくつになっても「何かやってやろう」って野心をどこか本気で持ってる人たちとの関わりは、トラブルや面倒くささ含めて、最終的に楽しい。久しぶりに良い友達が増えそうな予感。 大晦日、旧友たちと集まってPRIDEとK-1をテレビ2台並べて観戦。 正直、段々格闘技ブームってのにも自家中毒を感じ始めている。 細かい事はどうでもいい、とにかく「何かやってやろう」って人が全然見当たらない。 中でも最悪だったのが、PRIDEでメイン扱いの小川vs吉田戦。 吉田はもともと、ただまじめに試合やってるってだけのツマラン男で嫌いなんだ
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