今年6月の東名夫婦死亡事故をめぐり、起訴された男とは無関係の北九州市の建設会社について、嘘の情報をインターネットで拡散させたとして、警察はきょう、複数の人物の関係先を一斉に家宅捜索しました。 この家宅捜索は、北九州市の建設会社・「石橋建設工業」に関して、嘘の情報が拡散された事件の捜査の一環で実施されたものです。 今年6月に東名高速で発生した夫婦死亡事故では、福岡県中間市の石橋和歩被告が、危険運転致死傷の罪で起訴されていますが、捜査関係者によりますと、石橋建設工業が被告の勤務先であるなどといった嘘の情報が、複数のインターネットのサイトに書き込まれたということです。 会社には、多いときで一日100件近くの嫌がらせの電話があり、事務所は一時、閉鎖に追い込まれていました。 警察は、大分や愛知などの関係先も一斉に家宅捜索していて、名誉毀損容疑での立件も視野に捜査しています。